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2千数百万円を20年に分割 お産事故の補償金
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出産事故で脳性まひの赤ちゃんが生まれた場合、医師の過失の有無にかかわらず患者側に補償金が支払われる
「無過失補償制度」の在り方を検討している財団法人日本医療機能評価機構(東京)所管の準備委員会は23日、
補償金の総額を赤ちゃん1人当たり2千数百万円とすることを柱とする報告書をまとめた。
住宅の改造や福祉用品の購入など、介護準備の一時金として数百万円、残額は20年間に分割してそれぞれ支払う。
同機構は、この報告書に沿って近く運営組織を立ち上げて細部を詰め、2008年度中の制度開始を目指す。
補償の対象は通常のお産で脳性まひになり、障害1-2級と診断された赤ちゃんで、先天性の障害や未熟児は対象外。
報告書は具体的な条件として、出生時の体重が2000グラム以上かつ妊娠33週以上とした。ただし、
この条件を満たしていなくても妊娠28週以上であれば、個別審査で対象となることもあり得るという。
(共同)