08/10/23 13:14:45 8apDLD6P0
>>912
この遺族は大変な目に遭いながらも冷静ですね。
今の状況の改善のためにいくらか役に立ってくれるとありがたい・・・
根本の問題はどうしようもないとしても、連携などに問題があった可能性はあるから。
915:卵の名無しさん
08/10/23 13:18:25 fRKb+l2Y0
>>913続き
1時間早ければ母親の命が助かったとは断定できないが、最初の依頼時に墨東病院が対応していれば、と思わずにはいられない。
墨東病院は、出産や新生児の集中治療に対応できる「総合周産期母子医療センター」に指定されている。原則として
常時2人以上の産科医がいるはずだった。
さらに同病院は、24時間態勢でどんな患者も受け入れる「ER」の看板も掲げている。たらい回しを起こさないために、
都が全国に先駆けて開設したものだ。役割を果たせないようでは困る。都は今回の出来事をよく検証し、態勢を改善する責任があろう。
しかし、都や墨東病院のみ責めれば済む問題でもない。
背景には、深刻な医師不足と、必要な医師が計画的に配置されていない現状がある。それが最も顕著な分野が産科と救急だ。
今回の出来事は、日本の医療体制の危うい現状を改めて突きつけたと言える。
読売新聞は先日公表した医療改革案で、医師を計画配置するとともに、きちんと機能するERを全国400か所に整備することなどを提言した。
国や医療界は本気で検討し、取り組んでほしい。
916:卵の名無しさん
08/10/23 13:20:31 /Tnf4p2dO
個々の病院や医者個人に余裕があった時代は、『お互い様ですから...』ってな感じで困難な症例も診たもんだけど、今は、もう、そんな時代ぢゃないもんね。(産科・救急に限らず)
さっと受け入れ、救命したって、絶対ニュースにはならんし、誰も誉めてくれない。感謝もされん。もちろん、カネにもならん。
ムリして受けて、何かあったら、遺族・警察・マスコミの集中攻撃が待っている。
誰がそんなことすっか。
917:卵の名無しさん
08/10/23 13:24:14 8apDLD6P0
>>916
そういうので心が折れてるから逃げるってのもあるよなあ。
918:卵の名無しさん
08/10/23 13:25:49 goyiFI5oO
というか、マスコミのスポンサーがパチンコ屋、パチスロメーカー
、SOFTBANKなどの在日企業に占められている以上、社会不安を煽る
報道に終始するのは当然ですよ。
将軍様の意向もあるし、韓国も似たようなもんだしな。
意図してマスコミは報道してるんだからいい加減気付けよ。
919:卵の名無しさん
08/10/23 13:27:56 fRKb+l2Y0
スーパーモーニング
産科患者の救急 「受け入れない方がいいと医者が相談?」
URLリンク(www.j-cast.com)
妊娠9か月で脳内出血を起こした都内在住の女性(36)が、8つの大きな病院に救急搬送を次々と拒まれて亡くなった事態を
どう受け止めるか、スタジオ陣のコメント―
中原英臣(医学博士・ゲスト)「土日祝日は東京といえども産科・小児科は無医村と考えた方がいい」
鳥越俊太郎「産婦人科医は、母体と胎児、2つの命を見なければいけない。今回の場合、当直医が1人いたのに断ったのは、
母体の処置と胎児の帝王切開の両方を1人ではできないと判断したのだろう」「医療事故が起きると、訴訟のために
産婦人科医は天国から地獄に落とされる。ハイリスクで、しかも少子化が進んで将来性もあまりないこともあって、
10年前に比べて、産婦人科医は1割、日本全体で1万人減っている。1日も早く手を打たないと、またこんなことになる」
江上剛「まさか、緊急性、リスクが高い、特に産科の患者は受け入れない方がいいと、お医者さん同士が相談しあっている、
という話ではないでしょうね」
中原「そこまでは行っていない。政治の問題だ」
石丸幸人「行政的な問題だとしたら、行政による犯罪といってもいいくらいだ。命の問題は行政にとって最優先の話だ」
白石真澄「国は平成19(2007)年にも医師不足対策に92億円をつぎ込んでいるが、効き目がきいてくるのが遅い。
今から医師を増員しようとしても1人前になるのに10年かかる。こういう事態になるのは目に見えていた。
産婦人科・小児科医の医療報酬を上げるべきだ」
―赤ちゃんの助かったことが唯一の救いだったが、亡くなった女性の家族は、かかりつけの産婦人科病院を介して
「今後、子どもの顔を見ることのできない母親をつくってほしくはない」というメッセージを寄せた。悲痛のほどは察するにあまりある。
920:庶民の王はカルト集団認定byフランス@FREE TIBET
08/10/23 15:29:52 3ytNRNLW0
散々医療破壊報道モドキを繰り返すマスゴミw
その世界的評価です(笑)
↓
【調査】日本29位に上昇、中国167位=報道の自由度ランク-国境なき記者団
スレリンク(news5plus板:-100番)
921:卵の名無しさん
08/10/23 16:40:37 8apDLD6P0
>>919
「そのとおり、できないものはできない」なんてコメントでて祭りになった方がよかったかもね。
922:卵の名無しさん
08/10/23 18:31:36 4Jacv+d/0
>>915
>> 国や医療界は本気で検討し、取り組んでほしい。
司法の恐怖統制の野望を捨てない限り無理では?
国(=立法)がどんな法律作っても、
屁理屈を捏ねての捏造解釈されたらアウトだと思うけど。
923:卵の名無しさん
08/10/23 21:58:01 fRKb+l2Y0
福井新聞 越山若水(コラム)
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
「子が出来て川の字形(なり)に寝る夫婦」「乳(ち)飲(のみ)児(ご)を相手に亭主すめぬ顔」。
江戸川柳が親子の寝姿や父親の当惑ぶりを詠んだように、赤ちゃんは周囲を温かくしてくれる
▼きょうの本紙「こだま」欄にも、内孫の無事誕生を喜び産院の人たちに感謝するおじいちゃんの投稿がある。
その中でも指摘されているが、いま産院や産科医の減少が著しい▼その現実を裏付ける悲しい事態が起きた。
東京の妊婦が7カ所の医療機関で診療を断られ出産後に亡くなった。昨年8月には奈良県の妊婦がたらい回しで死産したばかりだ
▼さらに驚くべきことに、今回は地方でなく巨大都市・東京で、しかも緊急対応の指定医療機関で起きている。
その病院では産科医の退職が相次ぎ、当直は研修医1人だけだった▼今年1月以降、分(ぶん)娩(べん)を休止したり
お産件数を制限した医療機関は24都府県で77カ所(厚生労働省調べ)。地方ほど事態は深刻で、里帰り出産も断られるという
▼本県の場合はどうだろう。昨春以降、勝山や福井、越前市で分娩中止が相次いだが、今年3月現在で22カ所が受け入れ。
産科医は一昨年末で81人いる(県医務薬務課)▼全国平均値を上回り、中核病院との連携もスムーズだと聞いて幾らか安心した。
ことわざに「子に過ぎたる宝なし」という。家族の笑顔の根源は「安心して産める」環境あってこそである。
924:卵の名無しさん
08/10/23 22:02:59 fRKb+l2Y0
東京新聞 筆洗(コラム) 2008年10月23日
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
通勤のためにバス停で待っていると、時々同じ妊婦さんを見かける。三輪車に乗った幼い息子は、いつも先に行ってしまう。
おなかに手をやりながら懸命に追いかけていく姿を見ると、何か励ましたくなる▼二番目の子どもだろうから、
今は大変でもやがて大きな喜びが待っていることは、分かっていると思う。それでもここは詩人の新川和江さんに登場を願おう。
詩によって、新たに感じることがあるかもしれない▼題は『赤ちゃんに寄す』。好きなくだりを引用したい。
<吾子(あこ)よ/おまえを抱きしめて/《わたしが生んだ!》/とつぶやく時―/世界じゅうの果物たちが/
いちどきに実る/熟した豆が/いちどきにはぜる/この充実感/この幸福(しあわせ)>。母親はきっと笑みを浮かべている
▼彼女はどんな思いだったのか。脳内出血を起こした東京都内の三十六歳の妊婦さんのことである。七カ所の医療機関で
受け入れを断られた後、帝王切開で出産したが、三日後に亡くなった▼緊急時の受け入れ先として、東京都から指定を受けていた
病院が最初に、当直医が一人のため「対応できない」と応答していた。患者からすれば何と悔しく、むごい言葉だろう
▼産科の医師不足が、簡単に解消できるとは思わない。とはいえ、悲劇を繰り返さないようにする対策がないとも思えない。
まなじりを決して取り組むか、否かである。
925:卵の名無しさん
08/10/24 09:15:50 C7yGADrz0
産経新聞【主張】2008年10月24日
妊婦受け入れ拒否 救急システムを改善せよ
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
出産間近に脳内出血を起こした東京都内の女性が次々と病院に受け入れを断られた。女性は約1時間20分後に
最初に断られた都立墨東病院に収容されて緊急手術を受けたが、亡くなった。
2年前にも奈良県で脳内出血の妊婦が19病院に受け入れを拒否されて死亡している。同じ奈良県では
たらい回しから救急車内で死産した。今回は医療体制が日本で一番整っている東京で起きたことに衝撃を覚える。
墨東病院は妊婦や新生児の緊急治療に対応できる「総合周産期母子医療センター」と24時間重篤患者を治療できる
「ER」(救急治療室)の指定を受けている。断ったほかの病院も高度な設備や技術を持つところばかりだ。
これでは救急搬送システムが十分に機能していないからとしか思えない。東京都や厚生労働省、それに病院関係者は、
今回の事例を検証する過程でシステムのどこに欠陥や問題点があるのかを詳細に調査してシステムを見直し、改善すべきである。
まず墨東病院と、受け入れを依頼した女性のかかりつけの産婦人科医院との間に食い違いがある。
当直医が1人しかいないことを理由に断った墨東病院側は「初めは脳内出血の疑いがあるとは認識していなかった。
分かっていればすぐに受け入れた」とする。
926:卵の名無しさん
08/10/24 09:18:03 C7yGADrz0
>>925続き
これに対し、かかりつけ医は「吐き気や下痢もあったが、尋常じゃない頭の痛みを訴え、それを墨東病院にも伝えた」と
脳内出血を疑った。病状が正確に伝わっていれば女性の命は助かったかもしれない。明らかに病院間のコミュニケーションに問題があった。
次に受け入れ病院を即時にコンピューターで検索できる「周産期医療情報ネットワーク」の問題である。病院が空き病床情報の
更新を怠る傾向が、以前から指摘されていた。今回もネットワーク上の情報と実際の受け入れ状況に食い違いがみられた。
病院内部の連絡体制についても、墨東病院の当直医は最初の時点で一般救急のERには連絡していなかったという。
大阪府では奈良県のケースを教訓に妊婦の受け入れ先の病院を調整するコーディネーターを置いて効果を上げている。
救急搬送システムを機能させるにはこうした支えが必要である。背景には医師不足の問題もあるが、まずは即効性のある対策が求められる。
927:卵の名無しさん
08/10/24 13:00:13 C7yGADrz0
愛媛新聞:社説 2008年10月24日
妊婦死亡 お産の危機がここまでとは
URLリンク(www.ehime-np.co.jp)
脳内出血を起こした妊婦が八カ所の病院に受け入れを断られ、出産後に亡くなった。繰り返されるいたましい事態は
産科現場からの重い警鐘だろう。検証を急ぎ、対策に生かさねばならない。
妊婦が救急搬送されたかかりつけの産婦人科医院は異常を認め、都立墨東病院へ連絡した。妊婦や新生児に関する
高度な設備をそなえた都指定の総合周産期母子医療センターで、石原慎太郎知事の肝いりで創設した「東京ER」の一つでもある。
本来なら頼れる最後のとりでだ。
だが欠員のため、当直医一人態勢となる週末は基本的に搬送を断っていた。専用端末上では受け入れ可能となっていたほかの病院も、
満床などを理由に拒否した。
地方では出産できる施設すらない市町村が不気味に広がっている。一方、大病院のひしめく東京でも、
ひと皮むくと存立基盤がなんと心もとないことか。驚くばかりだ。
ほかでも診てもらえるという意識があるのだろうか。ただ、どの病院も綱渡りのはずで、それだけ苦悩は深い。
身近なかかりつけ医と高度な専門医療機関の連携がスムーズに行かなかった点も、大きな課題を残した。
病院にかかったことのない妊婦がいきなり救急搬送を要請し、受け入れ先探しに困難をきわめた事例もあり、かかりつけ医がいれば
万一のとき安心と思うのが患者心理だろう。それが今回うまく機能しなかった要因に、意思疎通の不十分さがあるようだ。
928:卵の名無しさん
08/10/24 13:01:01 C7yGADrz0
>>927続き
妊婦のかかりつけ医は頭部の異常を伝えたという。奈良県で妊婦が18病院に受け入れを断られ、脳内出血で死亡したように、
妊娠末期などはもともと要注意とされる。
ところが、墨東病院側は第一報段階では頭部疾患がわからなかったという認識だ。
検証は今後の作業にゆだねられるが、切迫した局面でのすれちがいが致命的になることは重い教訓として残った。
複数の診療科にまたがる救急対応の難しさも浮かぶ。
問題の根本に産科医の絶対数不足があるのはまちがいない。国は医学部定員の増加へかじを切ったが、養成には長い年月がかかる。
産科など医師不足の著しい部門へ人材が集まる保証もなく、政策的誘導が欠かせない。
そのなかで注目される取り組みに、県医師会の進める、医療紛争を話し合いで解決に導く人材の育成がある。
訴訟リスクの大きさは産科医不足の一因とされる。期待を込めて成果を見守りたい。
20-30代の産科医の多くを女性が占める。出産などを機に辞めた人材の活用もますます待ったなしとなる。
検証を当面の対策に反映させつつ、背景にある医師不足対策に手を尽くしたい。
929:卵の名無しさん
08/10/24 13:05:40 TGOoNMvx0
舛添わっ。
境界型人格障害者は、自分を守るために人を攻撃します。
特に自分の心の奥底にある残忍な性質を見抜きそうな人を前もって叩き潰しておこうとするのです。
とにかく境界型人格障害者は、政治をやるべきではない。
いいことない!
誰か、精神医学的に分析して、早く退任させなさい!
930:卵の名無しさん
08/10/24 13:07:53 C7yGADrz0
北海道新聞:社説 2008年10月24日
妊婦の死亡 救急体制が貧弱すぎる
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
脳内出血に陥った東京の妊婦が、医療機関への受け入れを7回も断られた末、やっと収容された病院で死亡した。
日本の医療現場が抱えている大きな問題は、産科を中心にした医師不足と、それに伴う救急体制の不備だ。この2つが相まって起きた悲劇だ。
医師の絶対数が圧倒的に多く、大規模病院が集中する東京で起きたことに、問題の深刻さが表れていると言えないか。
体調不良を訴えた女性は、救急車でかかりつけ医に運ばれた。容体の重大さに医師は総合周産期母子医療センターに指定されている
都立墨東病院に受け入れを要請した。
しかし、墨東病院にはこの日、産科医が当直の1人しかいなく、受け入れは断られた。大学病院などにも当たったが、いずれも拒否されてしまった。
女性は結局、墨東病院に運ばれ、無事出産できたが、本人が3日後に亡くなった。
総合周産期母子医療センターは、妊婦や新生児に高度な救急医療を行う施設だ。
それにもかかわらず、墨東病院では退職者が相次いで産科医不足に陥っていた。この夏から当直を1人体制にし、原則急患の受け入れをやめた。
周産期医療の最後の「とりで」としてはあまりにも貧弱な体制だ。
931:卵の名無しさん
08/10/24 13:08:45 C7yGADrz0
>>930続き
産科医不足は、道内ではさらに深刻だ。
2006年末の道内の産科医は約360人で、2年前より約1割も減った。札幌や旭川など6カ所にある総合周産期センターのうち、
複数の医師による24時間体制をとっているのは3施設だけだ。
札幌市産婦人科医会が救急体制の在り方をめぐって札幌市と対立、9月末で2次救急の輪番制をやめたことも記憶に新しい。
これも、もとはと言えば産科医が減少し、輪番制をそのまま維持するには医師の負担が大きすぎると判断したためだ。
産科医が全国的に減少しているのは、昼夜を問わない激務なうえ、医療過誤として訴えられるケースが他の診療科と比べて多いからだ。
退職したり、分娩(ぶんべん)の扱いをやめたりする医師が増えた。産科を志望する医学生も少なくなったという。
医師不足の解消は容易でない。厚生労働省は来年から大学医学部の定員を増やすが、医師の養成には10年かかる。
産科をどれだけの学生が希望するかもわからない。
まずは、診療報酬などで激務に見合った評価を行うことが必要でないか。いったん退職した医師が、フルタイム以外でも
復職できる環境づくりも欠かせない。
932:卵の名無しさん
08/10/24 13:14:03 C7yGADrz0
琉球新報:社説 2008年10月24日
妊婦たらい回し 産科医療の抜本見直しを
URLリンク(ryukyushimpo.jp)
またも救急のたらい回しで、救えるかもしれなかった妊婦の命が失われた。
しかも、病院があふれる医療過密地の首都・東京で、である。
たらい回しの最初と最後が、妊婦の救急搬送に対応するために国が総合周産期母子医療センターに指定した都立墨東病院だ。
妊婦は頭痛を訴えて都内のかかりつけ医で受診し、医師の判断で救急転送された。
だが、最初に転送を打診された墨東病院が拒否し、最終的に受け入れるまで8カ所をたらい回しにされ、その後脳内出血で死亡した。
2006年夏、奈良県で意識不明になった妊婦が10カ所以上もの病院に受け入れを断られ死亡した。
“事件”を受け、厚生労働省は周産期母子医療センターの整備を促進し、今年5月末現在、全国45都道府県に74カ所が設置された。
にもかかわらず“事件”は、妊婦のたらい回しを防ぐはずの周産期医療センターで起きている。
総務省消防庁の調査では、救急隊が妊婦を搬送しようとして医療機関から10回以上も拒否されたケースは全国で53件も起きている。
うち東京が過半の31件を占める。医療機関の数だけでなく、運営・運用の在り方も問われている。
一施設当たりの産婦人科医師数は米国が6.7人、イングランドが7.1人に対し、日本は1.4人と、その少なさが先進国の中でも際立っている。
産科医の減少や産科廃止に歯止めがかからない背景には、24時間365日、時を選ばない出産への対応、出産に伴う不測の事態に
対処するための高い専門性が要求されるが、医療事故の3割、医療訴訟の1割を産科が占めるという過酷な環境も指摘されている。
欧米とは異なる病院と診療所、医療教育機関や大学病院などの総合ネットワークの未整備が、日本の産科医療の課題ともいわれる。
ことは命の問題だ。たらい回しをなくす医療システムを、もう一度徹底的に検証し、再構築したい。
933:卵の名無しさん
08/10/24 13:29:27 3MtktlAnP
■救急医療体制が崩壊しているのに放置していた石原都知事
■医師に過度の責任を負わせる司法
■医師に多大な賠償を請求する患者家族
■周産期医療情報のネットワークという絵に描いた餅で喜んでいる厚労省
■搬送時の連絡が不十分な病院関係者
■無責任な発言で煽るマスゴミ
で、誰が一番悪いんだ?
934:卵の名無しさん
08/10/24 13:34:28 C7yGADrz0
東奥日報:天地人(コラム)2008年10月24日
URLリンク(www.toonippo.co.jp)
間もなく母になりそうな人が、白い小さな毛糸の靴下を編んでいる。彼女自身の繭の一部でも作るように無心に(「早春のバスの中で」)。
電車の中でまどろむ女性。ひざの上にある本は出産育児の手引。時折、風にめくられている(「白い表紙」)。吉野弘さんの詩にある風景だ。
おなかの中の小さな命令に従い、母親になる準備を急いでいる人たち。日常のさりげない場面に、詩人の柔らかなまなざしが注ぐ。
救急搬送されたものの、あちこちの病院で診療を断られ、36歳の妊婦が亡くなった。彼女もまた、小さな命令を日々の糧としていたろうに。
多くの病院がある東京で痛ましいことが起きた。
頭が痛いと訴えた妊婦が7施設から拒否された上、最初の要請先に運ばれたのは1時間も過ぎてから。男の子を出産後、
脳内出血の手術を受けたが3日後に逝った。「当直医が1人だけ」「空きベッドがない」。それらが病院側の事情だったというが、
都会の真ん中でのことだ。にわかには信じ難い。
受け入れた病院は、都が指定する母子医療のとりでの1つ。なのに医師不足が続き、救急搬送を制限していたという。
地方の産科医不足の深刻化が言われる一方、都市にもそんな影が広がっているのか。病院側の姿勢も含め、しっかりと検証すべきだ。
白い靴下も育児書も生まれた命があってこそだ。亡くなった女性にも、あれこれ心積もりがあったことか。
「子供の顔が見られない母親をつくってほしくない」。遺族はそう訴える。