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妊婦搬送拒否 一刻も早い医療改革が必要だ(10月23日付・読売社説)
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医療体制の見直しは、もはや一刻も猶予できない。医師不足や救急対応の不備により、妊婦がまた1人、命を失った。
出産を間近に控えた東京都内の女性が、脳出血を起こしたにもかかわらず、7つの病院から救急搬送の受け入れを断られていた。
搬送できたのは約1時間後で、赤ちゃんは帝王切開により無事生まれたものの、妊婦は3日後に亡くなった。
2年前にも奈良県で分娩(ぶんべん)中に脳出血を起こした妊婦が、19病院に受け入れを断られて死亡する出来事があった。
同じ悲劇が繰り返される原因は、どこにあるのか。
しかも今回のケースは、医療体制が全国で最も整っている東京で起きた、という点で問題は一段と深刻である。
妊婦の搬送を最終的に受け入れたのは都立墨東病院だ。だが、真っ先に搬送依頼を受け、それを拒否したのも同じ病院だった。
妊婦の主治医から最初の依頼があった際に、都立墨東病院は症状があまり重くないと判断し、当直医が1人しかいないことを理由に断っている。
その後、主治医が他の病院を当たっているうちに妊婦の症状は悪化し、再び墨東病院に連絡、同病院は非番の医師を呼び出して対処した、
という経緯のようだ。