08/01/01 16:17:57 k7rYArqj0
【さあツェねずみは、さっそくバケツへやって来て、償(まど)っておくれ償っておくれを、二百五十ばかり言いました。】
みなさんすでにご存知でしたらすいません。私は不勉強にも知りませんでした。
宮沢賢治 ツェねずみ
(青空文庫)
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
出だしのエピソードの要約は こんな感じ。
ある古い家の、まっくらな天井裏に、「ツェ」という名まえのねずみがすんでいました。
いたちから「戸棚の穴から金平糖がこぼれているぜ」と教えてもらい、いちもくさんに
走っていくと、もう蟻の兵隊が金平糖の周りに非常線を張っていて、ねずみは
金平糖をとることができませんでした。
ツェねずみはいたちに言いました「いたちさん。ずいぶんお前もひどい人だね。
私(わたし)のような弱いものをだますなんて。」
いたちは言いました 「だましゃせん。たしかにあったのや。」
「あるにはあっても、もう蟻が来てましたよ。」
またいたちは言いました「それはしかたない。お前の行きようが少しおそかったのや。」
「知らん、知らん。私のような弱いものをだまして。償うてください。償うてください。」
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