08/01/15 08:55:20 WVVbCUjx0
患者の暴力、放置しません 道警OB配置やマニュアル作成 道内の病院
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治療方針をめぐる患者と病院のトラブルなどが増える中、道内で暴力や暴言を吐く患者への対策に本格的に取り組む
病院が目立っている。スタッフや他の患者に危害が及ぶのを防ぐため、病院内に警察官OBを配置したり、
対応マニュアルを作成する動きが進む一方で、「もっと患者との信頼関係を築く努力を」との声も上がっている。
「おめえ、刺すぞ」。昨年10月、札幌市内のある病院に50代の男性患者の怒声が響いた。入院中、体調不良で
「点滴してくれ」と言う男性に、医師が別の治療を勧めたのが発端。男性は他の患者もいる病室で医師を床に座らせ、
看護師に「家族に危害を加える」「火を付ける」とすごんだ。
暴言を続けたため退院後、道警に通報した。今回は暴力こそなかったが、夜勤の看護師がベッドに押し倒され、
精神的ショックで長期休暇を余儀なくされたこともあった。
道看護協会が、2005年に道内の看護師約600人を対象に行った初の調査では、3人に1人が言葉や身体的暴力を職場で経験。
そのうちの7割は相手が患者だった。
ただ、暴力を受けたことを上司らに報告していたのは半数で、「報告しても仕方ない」「相手は病人だから」といった理由が大半だった。
調査を担当した白石脳神経外科病院(札幌)の大湯順子看護部長は「患者を非難してはいけないという風土の中で、
理不尽な行為を受けても現場は声を上げにくい」と指摘。院内暴力を防ぐには「組織として、暴力を許さない姿勢を
打ち出すことが重要」と訴える。