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救急搬送10年で4割増 目立つ軽症患者 「適正利用」はモラル頼み
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救急車の利用が道内で増え続け、2006年の救急搬送件数は10前に比べて4割も増加したことが道のまとめで分かった。
特に軽症患者からの依頼が目立ち、タクシー代わりに利用するケースも後を絶たない。こうした傾向は全国的で、
横浜市は昨年末、緊急性がないと判断した場合、患者の搬送を断ることもあるシステムの導入を決めたが、
道内の救急医療関係者からは「患者の選別」に戸惑う声が多く、適正な利用には市民のモラル頼みというのが現状だ。
「日焼けサロンで焼きすぎた」「入院するので来てほしい」。年間の救急搬送数が約7万5000件に上る札幌市消防局には、
救急車の出動要請が途切れることがない。
道によると、道内68の消防本部が06年に救急搬送した患者数は約20万6000人(速報値)と過去最多を更新。
10年前に比べ6万人増え、搬送後に軽症と診断された患者は約5割も増えた。
搬送数が急増した背景には、高齢者が増えていることに加え、救急車を気軽に呼ぶ人が多いことがあるようだ。
各地の消防本部によると「夜間にどの病院に行けばいいか分からない」といったタクシーを利用するような感覚の人や、
通報を受けて駆けつけると、入院するための荷物を抱えた患者が家で待っているケースもあるという。