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>>80つづき
一方、10代のタミフル服用が原則禁止となった3月21日から9月30日までの約半年間で、重度の異常行動を起こした患者は35人。
うち「突然走り出す」「飛び降り」は12人だった。
この期間のインフルエンザ患者は推計約330万人で、重度の異常行動は10万人あたり1.06人。
「突然走り出す」「飛び降り」は同0.36人の割合で発生していたが、禁止前に比べてほぼ3分の1に減った。
研究班班長の岡部信彦・国立感染症研究所感染症センター長は「禁止後に飛び降りなどの率が減ったのは事実だ。
タミフルと異常行動の因果関係は今後の調査も含めて判断したい」と話している。【高木昭午】
岡山大大学院の津田敏秀教授(疫学)の話 飛び降りなどの絶対数は、インフルエンザ患者の減少を考えても、原則禁止後に大きく減っている。
タミフルを処方された患者の割合が減ったためと考えられる。詳細な分析のため、異常行動のない患者への処方率について、禁止前後で変化を調べるべきだった。
【ことば】タミフル 01年に発売され、国内では今春までに世界の8割近い約3500万人が使用した。一般名は、リン酸オセルタミビル。
10代の服用者を中心に、マンションから飛び降りるケースなどが相次ぎ、厚生労働省が今年3月、「元気な10代は服用しなくても治る」として、10代患者への使用を原則禁止にした。
だが「服用と異常行動の因果関係は不明」としており、現在複数の研究班が調査にあたっている。
最終更新:12月25日15時1分