08/07/23 16:58:01 vZI3lpV00
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誰も書かなかったので買ってきた。日経の策略に負けた・・・
閑だから自分がカキコ。であるので日経諸君、著作権はメンゴ!
『ザ 厚労省』 第一部 安心の老朽船
-事なかれのDNA-
厚生労働省のベテランならみな知ってる文章がある。公的年金の源流である労働者年金保険制度の
創設に携わった旧厚生の花沢武夫(故人)らによる「厚生年金保険制度回顧録」だ。発刊は1988年。
こんな事が書いてある。
どんどん使え
「すぐに考えたのは膨大な資金の運用ですね。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。
厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。年金を払うのは先の事だから、今のうちどんどん
使ってしまっても構わない。先行き困るのではないかという声もあったけれども、そんな事は問題では
ない。」
発刊とほぼ同じ頃「年金の船」と言う構想も浮上した。集めた年金資金で豪華客船を造り。高齢者を
格安で世界クルーズに連れて行く。当時の民社党などが提案し、まじめに議論された。
船は日の目を見なかった。ただ国民の年金保険料を大切にしない官僚と政治の体質は、保養施設「グ
リーンピア」の赤字やマッサージ器などへの流用事件として明るみに出た。「今」だけを見て「先」は
見ない。年金問題の本質は、国民の信頼を得られない厚労行政の体質問題でもある。