厚生省          at HOSP
         厚生省           - 暇つぶし2ch340:卵の名無しさん
08/02/18 15:12:40 UCivcTSe0
>>339つづき
告知を受けて以来、苦しい闘病生活に入った。インターフェロン治療は2000年から始め、半年間はほぼ毎日通院し、治療費が月に16万円を超えたこともあった。
薬の副作用で体の抵抗力が弱まり、まるで「ナメクジのよう」な状態になった。頭皮が突然かゆくなり髪の毛が抜け落ちたこともあった。
楽しみにしていたサークル活動もあきらめ、親の面倒もみられなかった。いまは状態が安定しているものの投薬治療の終わりが見えないという。
救済への道もまた、閉ざされた。特措法では、フィブリノゲン製剤が投与されたことを証明する必要があるが、病院にカルテは残っていなかった。
そのため、原告団にも加わることができなかった。
女性は政府や行政に対し、2つのことを訴えたいという。1つは、治療を受けているすべての人に対して本質的な救済を図ること。
もう1つは、いまだに感染を知らずにいる人のため肝炎の検査を義務化することだ。
女性は言う。「わたしは何も悪いことをしていないのに感染した。薬害肝炎に悩む人は皆同じです。だから区別をしないで治療している人を助けてほしい。
この苦しみを次世代の人に経験させないためにも、一刻も早く取り組んでほしい」。
大切な税金だからこそ「みんなが納得する使い道を選んでほしい」と訴える。
薬害肝炎が社会問題として取り上げられ情報が広まるとともに、女性の周囲には「投薬で死なずに済んだのだからまし」「感染が怖いから、もらったものを捨てた」と、心ない言葉を告げた人もいた。
肝炎に対する正確な情報を多くの人に知ってもらうことも、切に願っている。
それでも女性は「投げやりにならず、前向きに生きていきたい」と話す。都市部に比べ、地方では弁護団や被害者の会、患者会も少ない。
これからは「せめて手を取り合って苦しみを分かち合えれば」と、紀南での患者会発足を期待している。



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