08/12/23 12:09:35 VyRDH5bG0
大垣市民病院(岐阜県大垣市)は12日までに、6月に行った同市の80代の女性患者の開頭手術で、左右を間違えて頭蓋(ずがい)骨に穴を開けるミスがあったと明らかにした。女性に後遺症などはなく、現在は退院しているという。
同病院によると、脳のCT撮影は通常頭から撮影していくが、脳以外の部位も撮影するため足から撮影した。その際脳に腫瘍(しゅよう)を発見したが、技師が画像の反転処理を忘れたため、左右逆になった画像をもとに医師が腫瘍のない右側に1センチほどの穴を開けた。
開頭後に腫瘍が見つからなかったことからCTを撮り直してミスが判明。家族に説明の上で手術を継続し、あらためて左側を開頭して腫瘍を取り除いた。
同病院は「CT撮影の際に左右が判別できるマークを入れるようにし、再発防止に努める」としている。