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【上州リポート】深刻化する医師不足
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
全国的に広がる医師不足の影響が、県内にもじわりと広がっている。救急医療の現場では、かかりつけではない妊婦の受け入れを
拒否する病院も出ており、県立病院では常勤医不在から、産婦人科を休診する病院が出ている。大学病院が地域に派遣した医師を
呼び戻す動きも出ており、事態は深刻化している。県などは問題解決に乗り出しているが、思うような効果は出ていない。(小川寛太)
■受け入れ8回拒否
館林地区消防組合管内で平成18年、東京からの旅行者だった妊婦が突然体調を急変させた。旅先だったため、かかりつけの
産婦人科医に行くことができず、駆けつけた救急隊は県内で搬送先を模索。8カ所の病院に相次いで受け入れを断られ、妊婦は
119番通報から約1時間半後に、ようやく県外の病院に収容された。
県消防防災課によると、妊婦の救急搬送を断られた発生件数は同年で37件あり、1件当たりでみると前述した8回が最多だった。
17年には21件、16年も16件の受け入れ拒否が起きている。
受け入れ拒否が発生した割合は、全体の3~6%ほどで、「かかりつけの病院に1回で搬送されるケースがほとんど」(同課)という。
搬送中に死産したり妊婦が亡くなったケースはないが、一刻を争う事態が想定されるだけに、拒否事案は決して少ない割合ではない。