07/10/22 00:26:53 +UMpBx/b0
周産期医療テーマに討論 久慈で産科集談会 /岩手
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)
日本産科婦人科学会岩手地方部会(部会長・杉山徹岩手医大産婦人科教授)の集談会は20日、
久慈市内のホテルで約100人が参加して開かれ、医師、助産師らが「県北久慈地域の周産期医療」
をテーマに意見交換した。
県立久慈病院の四股睦子主任助産師は、2005年から導入した助産師外来が妊産婦の満足度向上に
つながっているとし、助産師が中心となって妊婦健診、出産などを行う院内助産システムについて
「多少の犠牲を払っても始めなければならない」と前向きな姿勢を示した。
しかし、現状では助産師数が不足しており、態勢を組めるだけの人員確保を求めた。また
「私たちが目指す院内助産は医師不足対策のためではない」と、院内助産システムによる医師減らしにもくぎを刺した。
同病院の佐藤昌之産婦人科長は、同科常勤医が3人から2人、さらに今年1人に減員されている現状から
「近い将来、医師編成にメスが入る」と中核病院への集約化を予測。杉山教授も「今後、産科医が増えることは
考えにくい」とし、2人は対応策として遠隔健診、院内助産、助産師外来の健診比率引き上げなどを挙げた。
阿部正院長は「県土は広く、交通の便も悪い。久慈病院から産科がなくなれば、妊婦は70分かけて
八戸に行かなければならない」と集約化に反対の姿勢を示し、常勤医2人体制に戻すことを求めた。