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かかりつけ医『なし』 妊婦受け入れ難航 産婦人科受診でリスク回避を /茨城
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県は18日、妊婦の救急搬送に関する調査結果を発表した。かかりつけ医の有無が受け入れ先選定に
影響を与えたとみられる実態が明らかになり、消防防災課は「産婦人科を受診していればリスクが分かり、
別の医療機関も受け入れやすい。妊娠したら、できる限りかかりつけ医を持ってほしい」と呼びかけている。
県が9月、県内26消防本部にアンケートした結果、昨年1月から今年8月まで、妊婦の救急搬送は651件。
内訳を見ると、産婦人科を受診している妊婦の救急搬送は464件。このうち受け入れ照会が
「1回」で済んだのは88.1%、「2-5回」は9.7%、「6回以上」は2.2%だった。
一方、かかりつけ医がいない妊婦の救急搬送は118件。このうち照会「1回」は72.9%、「2-5回」は23.7%、
「6回以上」は3.4%と、受け入れが難航したとみられる傾向を示した。
同課は「母体や胎児の情報がないため、医療機関が受け入れに二の足を踏んでいるのでは」と分析している。(生島章弘)