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産科医退職へ休診の危機 伊豆赤十字病院
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産婦人科継続に向けて医師を募集している伊豆赤十字病院=伊豆市小立野
伊豆市小立野の伊豆赤十字病院に勤務している唯一の産婦人科医が本年度末に同院を退職することが16日までに分かった。
同院はホームページや医療情報誌などで募集をかけて、新たな産婦人科医確保に向けた取り組みを進めているが、
同日現在、後任の医師は決まっていない。同院の石上和義事務部長は「4月以降も診療が継続できるよう呼び掛けを続けるが、
確保できなかった場合は休診せざるを得ない」と話している。
分べん予定日が来年2月29日までの妊婦の診療は1カ月検診も含めて継続しているが、予定日が29日以降の妊婦については
ほかの医療施設を紹介している。
同院は昨年3月、大学病院からの医師の引き揚げに伴って産科医が不在となり産科を休診したが、埼玉県の民間病院に勤めていた
40代の男性医師の赴任が決まり、同10月から診療を再開していた。
伊豆半島で最も南にある産婦人科で、伊豆市民のほかに西伊豆地域の妊婦の分べんも行っている。半年間休診した昨年を除き、
ここ数年は年300件前後の分べんを担当し、ことしはこれまでに月15件ほどを行っている。ことし4月に女性の産婦人科医が赴任し、
一時的に2人態勢となったが、女性医は6月に退職。以降は男性医が1人で診療を行っている。
同院は「全国的に産婦人科医が不足している厳しい状況だが、診療が継続できるよう呼び掛けを続けていく」としている。