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県立病院 40億円削減/来年度予算で事業局方針 /沖縄
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2008年度の予算編成に伴い県病院事業局が、県立病院全体で40億円の削減方針を固めたことが28日、分かった。
県立病院予算で経費の削減目標額を定めるのは初めて。06年度決算で過去最悪となる50億円の単年度赤字を計上した県立病院が、
赤字対策を本格化させる。
削減目標額は、同局がまとめた新年度当初予算の重点施策で示された。県立六病院を含む07年度病院事業会計当初予算は
449億6000万円で、削減率は約9%となる。
同局は県立病院関係の経費を、人件費など義務的経費の「A経費」から消耗品費など経常的経費の「D経費」まで、
経費の性質に合わせて四段階に分類。主に、材料費や委託料費など経営政策的経費といわれる「C経費」や「D経費」からの削減を想定している。
07年度予算でA経費は262億9000万円、B経費40億円、C経費141億円、D経費5億3000万円だった。
同局は「これまでも診療報酬単価を引き上げるなど収益確保で経営努力してきたが、収益は診療報酬の改定など
外的要因に左右されることはある程度避けられない。赤字体質の脱却には目に見える形での経費縮減が重要」と分析する。
主な削減対象となる「C経費」の材料費は、手術や診療などに使われるガーゼや手袋などの医療用具に使われる。
同局は「材料費は医療の商売道具であり一括カットは難しいが、目標値を提示してまずは現場の頑張りを促したい」と説明した。
削減目標には県立病院を管轄する同局予算も含まれるという。「病院だけでなく局の組織改革を同時に進め、
全体で取り組みたい」としている。(黒島美奈子)