07/11/09 10:22:37 xKo82x2D0
>心臓の位置の関係とかあるんですか?
この場合は心臓とは関係ありません。
ただ>>105さんが凄いなと思ったのが心臓と関係してくる撮影法がいくつかあるので
105さんが医療従事者でなければなかなか鋭いなと思いました。
今回は2つについて説明したいと思います。
皆さんが健康診断で撮影する胸部写真ですが、これは胸をカセッテにつけてとりますよね?
よく患者さんに「どうして胸に直接、エックス線を当てないのですか?」
と聞かれます。
これは心臓の拡大を防ぐためです。わかりやすく簡単に言えばフィルムに心臓を近づけたほうが心臓の拡大は少ないということです。
この拡大率ですがこのほかに、エックス線を当てる距離が長いほど拡大しません。
180cm~200cmで撮影している施設が殆どだと思います。
なぜそんなに拡大率が重要なのかというと、心肥大の診断や心臓疾患の診断やフォローの上で重要なデータである心胸郭比CTRを測定したりがあります。
もう一つは胸骨斜位撮影ですが。胸骨という骨は胸の中心にある骨です。
これをまともに撮影すると背中の中心にある胸椎を重なり見えません。
ですので胸椎を離して写すために斜めからエックス線を入射します。
ですが、胸椎と分離させても胸骨が肺野の中に投影されては、上の肋骨でも説明しましたが
見えません。
ですのでこの胸骨と心臓を重ねる角度で入射してやると胸骨が心臓の中に投影され見やすい写真となります。
わかりやすくと専門用語をなるだけ使わずにと思いましたが、なにぶん文章力に乏しいので分かりづらい説明になってしまいました
すみません