08/04/16 15:33:31 5DrEd/Yc0
新型インフルワクチン 子どもの接種も治験開始へ
URLリンク(www.asahi.com)
新型インフルエンザのプレパンデミック(大流行前)ワクチンについて、厚生労働省は6カ月以上の子どもを対象とした
接種の治験を近く始める方針を明らかにした。16日の「新型インフルエンザ専門家会議」に提示した。子どもにも
効果がある投与量を事前に調べるためで計120例を年内に集める。
治験で有効性や安全性が確認されれば、人から人への感染が広がる「フェーズ4」が起こる前のワクチン接種を、
これまでの成人を対象とした医師や看護師ら「医療従事者」と警察官ら「社会機能維持者」だけでなく、
子どもに広げるための検討につながる。
厚労省や関係者によると、治験の対象は6カ月から20歳未満。例えば、7歳以上には、0.5ミリリットルを
2~4週間程度の間隔を置いて筋肉内に注射する。全国の複数の医療機関で行われ、成人と同様の効果があり、
副作用がないかどうか判断する。
ワクチンは昨年10月、成人について、一定の評価を得たとして治験の末、承認・製造された。
しかし、子どもの治験は実施されておらず、「さらに情報収集の必要性がある」としていた。
一方、厚労省は16日の会議に、ワクチンの事前接種について、接種を希望する税関・出入国管理・検疫施設の職員、
感染症指定病院の職員6千人を対象に、今年度内に事前接種をし、有効性や安全性を臨床研究することを提案、了承された。
結果が良好なら09年度に医療従事者のほか、警察官や国会議員、水道事業者ら社会機能維持者1千万人に対象を拡大する。
さらに案では、安全性が高いと判断されれば、「維持者以外の接種についても検討する」としており、
子どもの治験はこの対象に含める狙いがある。