07/12/03 12:42:26 LhUi9K5O0
>>699続き
―薬害C型肝炎訴訟の原告と対面した際も厳しい指摘があった。
「笑っても、泣いても何か言われる。人の感情の起伏まで批判するのか。マスコミはしようがないね(笑い)。歴代大臣が会ったことがない
原告と会ったこと自体は問題解決への大きな一歩だと思う。今まで放置され動かなかった問題がやっと動き出した。まだ障壁はあるが、
どうにか年内に解決したい」
―大臣が「年金泥棒はろう屋に入ってもらう」と息巻いていた市町村職員の年金着服問題で刑事告発された職員は結局、起訴猶予となった。
「三権分立だから司法のいうことに口を挟むつもりはない。ただ、刑事告発自体には意義がある。不正は許さない、襟を正すという
雰囲気をつくれたのではないか」
―思い描くように仕事が進まず、ジレンマは多い?
「ある程度は覚悟していた。まず官僚機構があり、さらに問題を囲む様々な世界の人たちが存在する。
政治の仕事は利害関係の対立を調整すること。簡単に問題が解決できるなら誰が大臣をやっても一緒だ。
政治家には艱難(かんなん)辛苦を乗り越えるパワーが必要だとつくづく感じた」
―今後の展開は。
「年金や肝炎などの問題は、過去の大臣の尻ぬぐいをしているのが実情。今後はもう少し前向きなことをやっていく。
1つは『人生85年ビジョン』という政策を打ち出したい。『人生60年』時代から今は『人生85年』。
新しい働き方や生き方を研究しなければならない。もう1つは日本医療の長期ビジョンの確立だ。今の日本は
国家予算約80兆円のうち医療費が約30兆円。高齢化時代に向け、医療費を工面する方法を含め、医療制度に革命を起こす必要があると思う」
(後略)