07/08/29 22:43:49 ZUrKAD4r0
手術中に400倍濃度で消毒液誤使用、患者の訴えで発覚
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東京都の日野市立病院(熊井浩一郎院長)の歯科口腔(こうくう)外科と耳鼻いんこう科で、
消毒液の濃度を通常の400倍で誤使用し、入院患者3人に、皮膚のはく離やただれなどの症状が
出ていたことが29日、わかった。
同病院によると、症状が出たのは、歯科口腔外科で今月17日に手術を受けた八王子市の女性(34)、
耳鼻いんこう科で21日に手術を受けた日野市の女性(20)と男児(5)。
口の中のただれや顔の表皮のはく離、水ほうができるなど、患者が症状を訴えて発覚した。いずれも生命に別条ないが、
同病院では患者らに誤使用を説明した上で、経過観察を続けている。
同病院が調べたところ、手術の際に、本来使用すべき濃度(0・025%)より400倍も濃い
10%の消毒液(ヂアミトール液)を使用していたことが判明。3人の患者以外の使用は確認されていない。
同病院では、ヂアミトールについて濃度の薄いものを人体用、濃いものは器具消毒用に使用。薬剤師が事前に
消毒液を小瓶に小分けする際、手術用消毒液の小瓶に器具用の消毒液を入れてしまったのが原因だった。
同病院の山口隆司事務長は「初歩的なミスで、病院側に全面的に過失がある。患者には謝罪した」と話している。
(2007年8月29日21時22分 読売新聞)