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医師の専門「知りたい」患者多数
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外来を受診する病院を選ぶ際、何らかの情報がほしいとする患者の半数以上が医師の専門分野・経歴に関する情報を求めていることが、
厚生労働省が8月28日までにまとめた「2005年 受療行動調査」の結果から分かった。その一方で、何らかの情報を入手できた患者のうち、
医師の専門分野・経歴に関する情報を入手できたのは3割程度にとどまった。
調査は、全国488の一般病院(特定機能病院・大病院・中病院・小病院・療養病床を有する病院)にかかる外来・入院患者218,393人を
対象として05年10月18日から20日にかけて実施。有効回答率は79.1%だった。
結果によると、外来受診先の病院を選ぶ際に何らかの「情報がほしい」と思ったのは患者全体の55.3%で、内容別では、割合の多かった順に、
「医師の専門分野・経歴」54.5%、「夜間・休日診療等の有無」48.4%、「安全のための取り組み」46.7%などとなった。
一方で、情報をほしいと思ったか否かにかかわらず、何らかの情報を入手できたのは46.2%。そのうち、ほしいと思った割合が多かった
「医師の専門分野・経歴」に関して入手できたのは27.8%、「安全のための取り組み」に関しては22.4%にとどまった。
また、外来・入院患者ごとに病院を選んだ理由についても調査。
外来では、多い順に「かかりつけ医」40.6%、「交通の便がよい」32.9%、「専門性が高い」27.4%、入院では「医師の紹介」39.8%、
「かかりつけ医」33.8%、「交通の便がよい」28.4%となった。なお、病院の種類別にみると、特定機能病院を選んだ理由は、
外来・入院ともに「医師の紹介」が多く、外来では50.0%、入院では62.7%だった。
■外来患者、待ち時間・診療費に不満
調査では入院・外来別に患者の満足度も集計。入院・外来ともに、病院全体に対する満足度をみると、「満足」と回答した患者は5割を超えた。
しかし、外来患者の満足度を項目別にみると、「待ち時間」については、「満足」24.7%、「不満足」30.7%とそれぞれ回答。
また「診療等の費用」についても、「満足」15.4%、「不満足」23.9%となり、いずれも「不満足」が上回る結果となった。