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15年前の医療ミス、和解へ /岐阜
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大垣市は27日、大垣市民病院の15年前の医療ミスを認め、名古屋高裁の和解勧告に基づき700万円を解決金として
遺族側に支払うことを明らかにした。正式には9月定例市議会の議決を経て支払う。
同病院によると、92年11月10日、市内男性(当時78)が腎疾患の疑いで入院。その後、敗血症や腎不全などで
集中治療室に入ったが、血小板減少が続き、輸血などの治療をした。12月31日午後に発熱があり、
消炎鎮痛薬のインダシン座薬50ミリグラムを入れ、狭心症発作も考えニトロペン(ニトログリセリン)の舌下錠を投与した。
しかし男性は同夜、急激に容体が悪化し死亡した。
妻と子ども2人(妻はその後死亡)は95年10月、岐阜地裁に医療ミスとして約1億円の損害賠償を求めて提訴。
05年に病院側が勝訴したが、遺族は名古屋高裁に控訴していた。名古屋高裁は今年7月25日、和解を勧告し、
双方とも受け入れることにしたという。
病院側によると、インダシン座薬の投与方法が医薬品添付文書の用法および用量と異なること
(高齢者なので25ミリグラムを使うべきだった)、ニトロペン投与前に血圧測定をしなかったことなど、
瑕疵も否定できないため、和解勧告の受け入れを決めた。