07/08/28 14:39:52 Q5CCCkgm0
>>481続き
大船渡病院では昨年度、神経内科の常勤医師が不在となったほか、3月末で循環器科も減員となり、
いずれも入院患者は原則として受け入れない方針となったほか、同病院に併設している救命救急センターも
他病院搬送が増えるなど、事実上機能縮小となった。こうした中で、市独自の対策協議会を4月に立ち上げ、
活動を進めてきた。
この中で目立つのは、達増拓也知事や県医療局、医大に関係者が出向き、医師確保を訴える要望書提出の急増。
5月、7月に相次いで県立病院を運営する立場である知事、医療局長あてに提出したほか、
各県立病院に医師を派遣している医大には28日も市職員が訪問し、要望活動を行うことにしている。
この間、循環器科は常勤医師1人が7月で退職したが、国による初めての「緊急臨時的医師派遣システム」によって、
医師派遣が今月上旬から行われている。同病院によると、一定期間ごとに派遣される医師が代わるが、
外来診療のほか、他病院に搬送すべきか重症度を見極める「トリアージ」を行っているという。
また、県医療局による産婦人科機能の拠点化により、これまで2人体制だった同病院常勤医は、今月から3人体制となっている。
大船渡病院に所属する医師は四人だが、拠点化によって同エリアとなった釜石病院に一人常駐派遣される形となっている。
協議会では今後も、循環器科医師確保に向けた活動を積極的に行う方針。甘竹市長は「県立病院の産婦人科機能拠点化は賛成。
(要望では)直接声を届けることで、住民が不安を抱いている実態に理解を深めてもらいたい」と話している。