07/08/27 21:44:38 fLaCEOAM0
このような状況下でも大騒ぎにならない背景には、ロシア、イラン、
ギリシャなどから来る外国人医師の存在がある。2004年の統計による
と、ドイツで医師免許を取得した五人に一人は外国人でさらに増加傾
向にある。外国人医師がいなければ旧東独はもちろん旧西独の病院で
も医師が不足するだろう、と独医師会誌は分析する。
外国人に頼るのはまちがい、医師の待遇を改善すべきだ、という意見
も根強い。半面経済のグローバル化の中、優秀な人材がよりよい条件
の下に流れるのは当然ともいわれる。国内の人材だけに頼ると医師の
質が落ちる可能性もある。ドイツにいると医師の待遇改善と同時に国
際化は不可避であるようにみえる。日本では医師不足が叫ばれても外
国人医師の活用はあまり議論されていない。
ドイツにおける医師の流出入(2004年時点)
ドイツに滞在する外国人医師 17,991人(前年比3.9%増)
内訳 病院勤務 10,042人
開業医 3,388人
公的機関や製薬会社勤務 4,561人
国外で働くドイツ人医師 約12,000人
(注)保険医協会の統計より