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やまぐち見聞録:財源不足の自治体病院 光と山陽小野田、再編議論が沸騰 /山口
◇合併で2病院抱える光と山陽小野田、再編議論が沸騰
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全国の自治体病院が存廃の岐路にある。歳出抑制のため国が打ち出す三位一体の改革と医療制度改革が
地域医療財政の根底を揺さぶっているのだ。県内でも、合併で2つの病院を抱えた光市と山陽小野田市では
再編の議論が沸騰している。地域の医療はどこへいくのか。【安部拓輝】
「じり貧だ。このままではやっていけない」。6月14日、光市役所の市議会環境民生委員会。市病院局の田中修管理部長らは
8人の市議に切り出した。資料のグラフは光総合病院の資金残高が6年後に底をつくことを示していた。
04年の合併協議では、旧大和町の町立大和総合病院と光市総合病院の存続は「約束事項」だった。ところが、小泉政権で始まった
三位一体の改革で、国からの財源は04年度からの3年間(当初予算ベース)で約14億円も縮減。財政難のしわ寄せは
病院局への繰入金にも影響し、毎年6割程度にとどまった。
市は昨年3月、光総合病院を救急患者用の急性期病院に、高齢患者の多い大和総合病院を療養中心の慢性期病院に機能分化し、
スリム化を図るつもりだった。だが、3カ月後に成立した医療制度改革関連法で療養病床の大幅な削減が決定、病院収入はさらに減少した。
「2院を維持する財源確保は困難」。経営計画を検証した医療コンサルタントの結論は大和病院の民間移譲にも触れていた。
これに対し「話が違う」と大和町出身の市議が食い下がった。病院局は5年以降に両院のいずれかを市直営から切り離す方針で、
議論は今後山場を迎える。