僻地医療の自爆燃料を語る75at HOSP
僻地医療の自爆燃料を語る75 - 暇つぶし2ch217:卵の名無しさん
07/08/26 10:09:26 mT+5p1jt0
【この人にインタビュー】
川島龍一さん/神戸市医師会長
URLリンク(mytown.asahi.com)

 ―日本医師会の理事として、情報発信に力を入れられていますが、今の医師不足をどう見ますか。
 根底には、医療費全体を抑えようとする国の政策があります。医療の安全と質を確保しようとすれば、
十分な数のスタッフが欠かせません。でも現実は、当直した医師のほとんどが翌日も寝不足のまま診療にあたっています。
交代要員の確保には今の2、3倍の医師が必要ですが、今の診療報酬体系ではとても雇えません。
 経済協力開発機構(OECD)の調査でも、日本は人口千人当たりの医師数が平均の3.0人を下回る2.0人で、
加盟30カ国中4番目に少ない。それなのに国は、医師が増えれば医療費が増えるからと、ずっと医師の数を抑制してきたのです。
 10年も20年も前ならそれでも良かった。皆ぎりぎりのところで自己犠牲でやってきました。ところが、最近の若い医師は、
自分や家族の生活の質も求めるようになり、そんな大変な職場は避けるようになりました。
1人で頑張っている医師が退職すれば、後任が見つからなくなりました。
(中略)
 ―解決策は。
 今の医学部の学生は3、4割が女性です。せっかく医師になっても、出産や子育てで現場を離れ、そのまま戻れない場合が多い。
緊急策としては、病院内に保育所を作るなど復帰できる環境を整備することです。根本的には医学部の定員を増やした上で、
医師の労働環境を向上させる必要があります。でも、医師の養成は最低でも6年はかかるので、すぐに効果は出ません。
医師を拠点病院に集める動きもありますが、医師を引き揚げられた地域には新たな過疎をもたらすので、万全ではありません。
 ―患者側への注文は。
 最近はすぐ診てもらえるからと、急患でもないのにコンビニ感覚で休日や夜間を選んで受診する方が増えました。
医師がいくら寝ないで頑張っても、これでは体力も気力も尽きてしまいます。現場は疲弊し、
いわゆる立ち去り型の退職が増える原因になっています。
 それに若い医師を地域で育ててほしい。一言でも何かねぎらいの言葉をかけてもらえれば、自分が必要とされていると感じて
地域医療に目覚め、その地に居着きたいと思うはずです。





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