07/08/25 14:27:48 xZmus27H0
>>112続き
過大なストレス
「日勤の後、救急当直で患者さんが殺到するとほぼ24時間勤務。翌日も外来や手術など通常業務がある」と堀見忠司院長。
当直日以外の呼び出しも多く、整形外科は月平均50回以上、脳神経外科で五十回。形成外科や耳鼻科、消化器内科、眼科などでも
月に10―20回に上る。
現場の医師からは「このままでは過労で倒れる」「家庭が崩壊する」などと不満が噴出。100人以上の医師が6月、堀見院長に直談判した。
従来の救急当直ではどの診療科の医師でも基本的にあらゆる疾患に対応しなければならず、中には専門外と知って
心ない言葉を浴びせる患者も。「それが医師にとって最大のストレスだった」と堀見院長は分析する。
関係機関に協力要請
これを受け、病院側は救急態勢の再構築に着手。当直8人態勢は変わらないが、9月からは救急車搬送に対応する医師と、
自分で来られる軽症患者に対応する医師3人の計4人態勢に増強。呼び出しもできるだけ減らし、医師の負担軽減につなげる計画という。
患者側に対しても重症患者優先や小児救急輪番日の厳守に理解を求め、患者からの照会に応じる県救急医療情報センターにも協力を要請した。
医療センターは医師会や県、高知大医学部などに窮状を訴え、協力を求めているが、問題の裏には一次・小児救急の受け皿不足という
本県医療の根本的な課題や医師不足が影を落としている。
【写真】 運ばれてきた患者に、懸命の処置を施すスタッフたち。救命救急センターは命を守る“最後のとりで”だ(高知医療センター提供)
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