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県病院事業、12年ぶり赤字 06年度 医師不足、今後も影響 /岐阜
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県の2006年度の病院事業決算が1994年度以来12年ぶりに赤字になったことが20日、県議会に提出された県病院事業決算書で分かった。
県の病院事業は岐阜市の県総合医療センターと多治見市の多治見病院、下呂市の下呂温泉病院からなる。
06年度の収支は、収益が290億8754万円(前年度比6.6%減)だったのに対し、事業費用が309億7651万円(3.1%増)。
約18億8900万円の赤字だった。
赤字は3病院とも。損失を計上した主な要因は、電子カルテを導入する際に制限した患者数の回復が遅れ、3病院とも
入院、外来収益が大きく減少したこと。3病院の入院の延べ患者数は43万6959人で前年度比7.6%減、
外来の延べ患者数は67万33人で15.8%の減となった。
県総合医療センターはこれに加え、新病棟の建設とそれに伴う高額医療機器の購入などで減価償却費や経費が膨らんだ。
また財政状態は、資産合計が767億3490万円で前年度比2.4%の減。県総合医療センター建設により固定資産が90億円余増加したものの、
建設の際に預金を取り崩して流動資産が113億円余減少したことによる。
同決算審査意見書では、各病院にとって患者数の回復が課題とした上で、多治見病院は精神科と腎臓内科の医師不足が
今後の収益に影響してくると指摘。最も収益性が低い下呂温泉病院についても深刻な医師不足の影響を指摘しつつ、
老朽化の目立つ建物の再整備の方向性を早期に出すことを求めている。