07/07/18 10:28:33 sbh/QBTY0
私の大学病院研修医時代の思い出
夜中受け持ち患者が急変し、緊急でポータブルレントゲンを撮ることに。
伝票入力と内線での連絡入れは当然担当医の仕事。
ばたばたの状態から脱出して、ようやく落ち着いた時は撮影から1時間経過していた。
普段、出来上がったフイルムは、1階の迷路みたいな外来棟の奥にある放射線部受付前の棚に入れられることに
なっている。ところが、いくら探してもフイルムがない。
困り果てた私は明かりが漏れている放射線部の部屋に向かった。ノックしておそるおそる中に入った。
｢あのう、さっき撮って貰ったレントゲンが見当たらないんですけど｣
50歳代だろうか。小太り気味の放射線技師は明らかに不機嫌。無言のまま、あごをしゃくってテーブルの上を示した。
確かにレントゲン袋が置いてある。
｢いや、あんまり取りに来るのが遅いからさ、腐るといけないから今から冷蔵庫に入れようと思っていた｣
当時の私はおどおどしながらすみません、と誤るしかなかった。
今なら即座に表に引きずり出してぶん殴るけれども。
あとステルベンがあったとき、研修医が一生懸命タウンページで葬儀屋を探したりとか。病室から霊安室まで
研修医3人でストレッチャーを押したけど、ナースは誰一人付き添って来なかった。
勿論採血も静注も、耳朶血糖測定すらナースはしなかったが、本当にあの連中は毎日大学病院で
何をやっていたのだろう。ずっと昔から大学病院は糞という本当のエピソードでした。