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「今の体制では困難」病院苦悩 受け入れ拒否死亡
厳しい経営、医師不足
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不十分な医療体制が、結果としてまた1人の患者の命を奪った。19日に判明した小平市の女性患者の受け入れ拒否。
1月は清瀬市でも女性が、救急搬送の受け入れを断られるなかで亡くなった。都内では、
入院治療の必要がある重症患者に対応する2次救急医療機関が2007年までの4年間で、約1割にあたる35施設も減少した。
医師不足や病院の経営難が背景にあるという。遺族はやりきれないし、病院側もつらい。どうすれば、尊い命は救われるのか。
「受け入れの要請があればもちろんすべて受け入れたいが、今の体制では難しい」
小平市の女性の受け入れを断った公立昭和病院(小平市)の島一史・業務部長はそう話す。
同病院は、2次救急医療機関で対応できない高度な医療を施す3次救急医療機関。午後5時15分から翌午前8時30分までが当直体制で、
内科や外科、小児科などの専門医が1人ずついる。当直の時間帯には1日平均約65人の急患が運ばれるという。
女性を受け入れるよう要請があった際、内科の医師は別の入院患者の対応をしていた。ほかにも当直医はいたが、
島部長は「専門外の患者を当直医が担当することはない。医療事故につながりかねず、訴えられる可能性もある」と吐露する。
病院の経営状況も厳しく、「医師を増やすことも簡単にはできない」と話す。