僻地医療の自爆燃料を語る69at HOSP
僻地医療の自爆燃料を語る69 - 暇つぶし2ch490:卵の名無しさん
07/07/11 19:34:09 TaNUe3MT0
>>489続き

 04年度に臨床研修が必修化されて、臨床研修希望者と受け入れ病院の双方の希望をふまえ、組み合わせが決まるようになった。
それまで臨床研修医の約70%を抱え、関連病院に医師を派遣していた大学病院の医局は、医師の引き揚げを開始。
地方病院は、自力で医師を集める必要が出て来た。

◇富山市
 富山市民病院は今年度、募集定員5人に対し臨床研修医が1人も来なかった。制度の開始以来、枠がいっぱいになったことはない。
同病院の研修プログラムを作る、吉本博昭・精神科部長は「病院間の競争。病床数が多く、救急があるというだけでは研修医は来ない」と言う。
来年度から、プログラムに米国の大学への短期留学を組みこむ。研修医の要望に応えて、専門としたい診療科で長期間、研修出来るようにもする。

◇黒部市
 黒部市民病院は昨年11月、患者の電子カルテを新川地域の開業医も閲覧できる「扇状地ネット」を本格的にスタートさせた。
病院での検査結果や治療経過を共有して、検査の重複などを防ぐことが出来る。現在は13医療機関と連携、927人の患者が登録する。
 ネットの重要な目的の一つは、急性期は病院、その後の診療は地域のかかりつけ医が行う「機能分担」を進めることだ。
病院は高度医療に集中しやすく、運営の効率も良くなるという。新居隆院長は「患者さんに良い医療を提供するには、
良い経営をすることが大事」と話す。
 しかし、同病院を取り巻く状況も決して楽ではない。06年度、泌尿器科の医師2人のうち、1人が大学に引きあげられた。
残る1人では大きな手術が出来なくなり、売り上げは対前年度で1億円以上減った。06年度は赤字となる見通しだ。




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