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竹田市の竹田医師会病院 来月から救急指定辞退 地域医療が深刻化
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竹田市の竹田医師会病院が6月1日から、救急告示医療機関(救急病院)の指定を辞退することが分かった。
常勤内科医の辞職に伴い救急病院として対応できないことが理由。豊後大野市の公立おがた総合病院でも
常勤内科医が相次ぎ退職する予定だが、後任の確保のめどは立っていない。県内の地域医療制度が揺らいでいる。
(竹田通信部・尾崎剛)
「病院に到着するまでに時間がかかり、最悪の場合、亡くなるケースも出てくるのではないか」。
ある竹田市民は、市内から唯一の救急病院が消えることに不安を募らせる。同病院は、救急病院として基本的に
24時間、救急患者を受け入れてきた。
救急病院でなくなれば、竹田直入地域の唯一の第2次救急医療施設からも外れる。地域住民にとっては深刻な問題だ。
県や竹田市医師会などによると、内科医4人のうち、大分大医学部が派遣していた2人を含め3人が5月末までに退職する。
竹田市などは同大医学部に医師派遣の継続を要請したが、「大学病院も人が足りず、派遣することはできない」と断られたという。
同病院には昨年、約800人が救急搬送された。6月以降、同病院で受け入れ可能な場合は受け入れるとしているものの、
かかりつけの開業医が対応するか、周辺の救急病院などに搬送されることが増えるとみられる。
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退職した医師を補充できず、診療科の休診や入院の受け入れを停止した県内の病院は少なくない。
今年4月から中津市の市立中津市民病院が産科を休診、津久見市の津久見中央病院では小児科で
入院の受け入れができなくなった。公立おがた総合病院では8月末までに、大分大医学部から
派遣された常勤内科医3人が退職する見通しで、9月以降の体制は見えない状況だ。