僻地医療の自爆燃料を語る65at HOSP
僻地医療の自爆燃料を語る65 - 暇つぶし2ch213:卵の名無しさん
07/05/25 09:21:48 yA15m36P0
>>212続き
     ◆
 医師確保が緊急課題であることは、県も認識している。県は05年11月、「医師確保のためのグランドデザイン」を策定した。
医師確保や医師育成、自治体病院機能の再編成などを進めるための総合計画だ。木村守男前知事時代は年間約2億円だった
医師確保関連予算も近年は増額され、07年度には約5億3000万円が確保された。
 具体的には、中央の医師を県内にU、Iターンさせることに力を注いだ。この結果、99~02年の間に2人しか確保できなかった
U、Iターン医師も、03年以降は延べ06人の確保に成功した。
 このほか、若い医師を対象にした研修制度の充実や、高校生に医師の魅力を伝えるガイダンスも実施している。
     ◆
 外ケ浜中央病院では今年、3人が新たに派遣された。県の地道な医師確保策の成果だ。これで、従来の主治医制から、
医師全員で全患者の状態を把握する「チーム医療」制へ移行することができた。さらに、周辺の3診療所で
定期診療できるだけの体制を整えることもできた。
 県は公立病院の運営を効率化して地域医療の崩壊を防ごうと、県内を一定地域に分割し、
各地域の中核病院に医師を集中させようとしている。外ケ浜中央は陸奥湾東側の地域で中心的な病院と位置づけられており、
県は「病院再編のモデルケース」と自賛している。
 だが、この県の病院再編に対し、地域医療の現場では疑問の声も多い。津軽地方の病院関係者は
「いくら再編しても、医師数が増えなければ医師の負担は軽減されない。激務が続けば勤務医は辞めていく」と指摘する。
 県が描くデザインで、命の格差を広げる「医療格差」は解消できるのか。地域医療の未来は、まだはっきりと見えてこない。
【村松洋、喜浦遊】




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