産科医絶滅史31巻~人権と新生児をとりあげるK察~at HOSP
産科医絶滅史31巻~人権と新生児をとりあげるK察~ - 暇つぶし2ch444:卵の名無しさん
07/03/20 18:41:32 elSRh/V+0
>>443続き

▽医局も所属医半減
 産婦人科の休診は、2人の医師を送る岡山大の「派遣中止」決定でもたらされた。その背景には大学病院の産婦人科医師不足がある。
厚生労働省の調べでは、04年の産婦人科医師は約1万人で10年前から千人近く減った。さらに大都市圏に若手が流れ、
地方の大学病院の多くは所属医師不足に頭を抱える。
 岡山大病院産科婦人科も所属医師が10年前の約半数の22人に激減。「限られた人員でしっかりした医療態勢を維持するには、
医師を重点配置する病院の『集約』は避けられない」と同科の平松祐司教授は説明する。
 岡山大は、市民病院の2人を同じ福山市の中国中央病院に移す決定を下した。医師は福山地域からは離れない形となる。一方で、
市民病院の救急機能は当面、医師5人を派遣している国立病院機構福山医療センターに担ってもらう考えでいる。

▽市や医師会 腰重く
 それでも福山市や市内の医療関係者には岡山大への不満もくすぶる。「急患を扱う市民病院は最優先のはずなのに…」。しかし、
岡山大は3年前から、福山市民病院、中国中央病院、福山医療センターなどに対し、医師不足への対応を求めていた。なのに
経営母体の枠を超えた協議はほとんどなかった。市や市医師会は19日、産科医療の初の官民会議をようやく開く。
 市民病院の産婦人科休診は、地域の医療態勢を大学病院の人事に頼ってきたシステムの限界も浮き彫りにした。
地方の自治体と医師会、病院は、地域で医師を育て、その配置と拠点の整備を自ら考えていかなければならない段階に差し掛かっている。

●クリック 福山市民病院
 1977年に現在地に開設し、病床数約400、医師は約70人。内科や脳神経外科など19診療科があり、
県東部で唯一の救命救急センターを置く3次救急医療施設。ヘリポートを備え、24時間態勢で重篤な救急患者を受け入れる。
産婦人科は現在、医師2人で2005年の出産数は119。




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