07/11/18 20:42:49 AGcgo7z90
>>816
自己血癒着は自分の血液を胸の中(肺のまわり)に入れて、その
「血糊」で胸膜をくっつけるのですが、くっつきは弱いです。
その代わり、副作用がほとんどないです。
薬剤を使った癒着は、薬剤で胸膜を刺激して(胸膜を灼いて)起こる
炎症で胸膜を癒着させるもので強力なのですが、痛くて熱が出ます。
(そのわりにはうまくいかない(ピタっとはくっつかない)こともあります‥)
胸膜の下に大きな空洞(ブラと呼ばれます)があって、チューブで
空気を抜いてもなかなか肺が膨らまなかったり、気胸の再発を
繰り返すときは、癒着せずに最初から手術した方がいいです。
おっしゃる通りで、再発することが多いからです。
(肺気腫がとてもひどくて手術に耐え切れないような老人とかには
自己血癒着を試すこともありますが。)
自己血癒着でも時間がたってしっかり癒着してると、VATSでは
難しくなると思います。