07/01/09 22:18:05 gHM81bK10
>>52
嚥下機能はノドの各所筋肉の共同作業です。
筋力もむろんのことですが、そのタイミングがコンマ何秒ずれただけでムセます。
またノドに物が入ってきたという感覚が低下してもやはりムセる訳ですが、
それもある程度以上進行すると、気管に異物が入ってきた感覚も鈍る為、逆に
ムセが減ります。もちろん異物排除機能をあわせ持つ咳が減るわけですから
自覚症状としては楽になりますが、体には悪いことです罠。
ちなみに実験的にはヒトは60際を超すと健康な方でも多少なりとも上記状態に
なっていることが確認されております(と聞いてます)。
すでに胃ろうをせざるを得ない状態なら、上記レベルはとうに過ぎた過去の話。
胃内容物の逆流も多少ありますが、基本的には唾液の気管へのたれ込みが
持続的に起こり、またそのことにあわせ気管分泌物の増加し、両者が合わさり
痰として貯まるわけです。それが排除できる力もなければ、絡んで余計苦しい
状態にはなりますね。
今の状態からできる事というと、吸痰の為の気管切開をすることでしょうか。
最近はキットもありますので、使わない時にはフタをして声は出せますよ。
術施行時の出血他のriskや期的な交換は必要となりますが。
以上、冷たい返事に見えますようでしたら、私がそれまでの人間だったとご理解頂ければ幸いです。