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午後のセッション
交接困難への対処法に関する一考察
交接困難の症例は、過去に暴力的交接を受けた場合に多く
見られるが、類似の交接困難例で十分な前処置を行うことで、
交接し得た例を経験したので若干の考察を加えて報告する。
【症例】29歳女性、学生時代に親戚(従兄弟）より強姦(未遂）
され、その後より異性の性的言動に対し嫌悪感を抱くように
なった。26歳の時に結婚したが数ヶ月で不和となり離婚した。
職業は社会福祉士、顔貌は「坂下千里子」に類似し、身体は
良好な分配比で、胸部分類Dであった。
【経過】症例が業務で担当していた「対処困難事例」の相談
を受けた事から、相互の精神的交流が始まりおよそ第7病日で
会食を行うに至った。しかし、その後第21病日までは近接は
あったものの性的交流には至っていなかった。
（術前処置）症例の誕生日に会食と贈答を契機に強い接近が
あり、同日着衣による前胸部および陰部の触診に同意を得た。
当初、胸部への用手および用口唇による吸啜刺激には十分な
反応を認めたが、着衣下の陰部触診に抵抗を示した。しかし
同様の刺激を継続することにより、程なく会陰部の直接触診
が可能となった。この時、会陰部の分泌液は確認し得たが、
漿液成分が多く、交接には十分ではなかった。さらに触診後
に着衣を除去することに成功したが、用手触診は同意するも
のの、口唇、あるいは陰茎を受け入れることは強く拒否した。
そのため、用手法による陰核部周辺の刺激を継続し、中程度の
絶頂を確認した後これを中止し、粘稠性粘液を確認するに留め、
待機的処置を行うこととした。