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刃役代止(はやくしろよ)
戦で敗走した場合などに大将が自国まで帰る際に、大将が殿に対して、又は自ら殿を買って出た武将が使ったとされる言葉。
殿軍は非常に危険かつ大変な役目なので、功を上げる為に志願する者や大将に忠義を尽くす知勇に優れた武将がつとめたとされる。
その際に「襲いかかる刃(刀)を止める役を代わりにやる」という意志表示として使われ始めた言葉が刃役代止と言われている。
刃とはすなわち追い掛けて来る敵軍勢や伏兵などの後方の脅威を表す意味を持っており、
役代止は読んで字の如く、それを止める役を大将の代わりにやるという意味である。
刃役代止とは戦場から逃げる際に使われた言葉だけあり、焦っている様子や必死な様子が急かしている時に使う「早くしろよ」に転じたとされている。