09/07/29 03:33:50 +M/CCqwbO
25:名無しより愛をこめて :2009/06/06(土) 03:50:15 ID:WzsCg4Ly0 [sage]
うんちく。
空を飛ぶ巨大な目玉というイメージの源泉は、19世紀フランスの画家オディロン・ルドンの 「眼は奇妙な気球のように無限に向かう」という版画にある。水木しげるのバックベアードをはじめ、 多くの目玉モンスターがこの作品を発想の原点として生まれている。
日本では、文豪芥川龍之介の妖怪画巻「化物帖」の「一目怪」がやはり強烈な影響を与えている。
だが目玉モンスターの源泉はもっと古く、西洋で古代から信じられていた、毒を持った視線「邪眼(邪視)」
を避けるために家の庇や船体などに描かれる「魔除けの目」が独立したものと考えられる。
この場合、モンスターの属性は「邪眼」、外観は「魔除けの目」というかたちを取ることが多く、 ファンタジーに登場する「ビホルダー」等の怪物に、その現代的な姿を見出すことができる。