08/02/17 18:07:10 PH9uk6+N0● BE:254472252-2BP(4446)
俺は今日、学校でプロレスの技の練習をしていたら、校長の貴重な宝物の壺を割ってしまった。
そのまま隠そうと思っていたが教頭にばれて校長室に呼ばれて怒られた。
三時間半にも及ぶ教頭の長い説教の後少しして校長室のドアが開いた。
すると突然、まばゆいばかりのスポットライトが飛び出した校長を映し出す
窓の外から中を覗いていた生徒達から割れんばかりの歓声と拍手が飛び出し、 B-BOY風ファッションの校長登場。 テーブルの上に置いてあった皿をひっくり返し回し始めた。
「ここでTOUJO! 俺がKOUCHO! こいつはKYOUTOU! 許せぬZYOUKYO! お前をSEKKYO! 隠蔽ZYOUTOU! 壺はBENSHO!休み時間お前はいつもBOUSOU!」
(ドゥ~ン ドゥンドゥンドゥ~ン キュワキャキャキャッキャキュワキャ!)
「お前のケアレス! 下手なプロレス! 見ると溜まるストレス!
一気に胃腸がキリキリ! そろそろ精神ギリギリ!
後で親も招待! 部屋の外ではShow time!」
その日、俺は号泣して校長に謝った。窓の外でも感動して涙を流している生徒が数人いた。
その後親が来たがそれから後の事は覚えていない。ただ俺の心の中で何かが変化した事は覚えている。
それから8年後、俺は立派なプロレスラーになっていた。試合に出る度に俺は校長の顔を思い出す。
一昨年校長は亡くなったが、俺の心の中で校長はずっと生き続けている。そう俺はあの日の事を決して忘れない・・・。