08/01/29 05:51:11 FNgd2Wqx0
ポーランドから移民してきた青年が空港に着いた。ホテルに行きたいのだが、英語がしゃべれない。
英語ができないのを知られたくないばかりに、青年は思いきり気取って、タクシーの運転手に言った。
「きみ、すぐに『イムカホテル』にやってくれたまえ」
「お客さん、ポーランド人だね?」運転手はニヤリと笑って言った。「だいじょうぶだよ。イムカじゃなくって、ワイ・エム・シー・エー・ホテルって読むんだ。すぐ近くだからね。連れてってあげるよ」
ポーランド人であることを即座に見破られた青年は、一念発起し、それからわき目もふらず英語の勉強に没頭した。
2年後。あのポーランド青年がとある店の前に現れた。彼は完璧にコーディネイトされた洋服をまとい、洗練された身のこなしで店員に近づくと、完璧なアクセントの英語で言った。
「ハロー。そうだな……まず、ツナとポテトのサンドイッチをひとつ貰おうか。それからコークもひとつお願いしたいね」
「お客さん、ポーランド人だね?」店員はニヤリと笑って言った。「確かに、あんたの英語は完璧さ。でも、あいにくと、うちは金物屋なんでね……」