07/09/11 09:11:16 beroEf1g0
改編してみた
僕が夕方学校から帰ると、家に知らない男がいた。
はやく気付くべきだった、後悔の念が頭をよぎる。
嫌な予感は朝からあった。
いつもなら、いつまでも寝ている僕を叩き起こすアイツが、
無駄に優しかったし、弁当の中身が豪華だった。
”行ってらっしゃい”の声もうわずっていた。
沈黙し、立ったままの僕を見かねて、その男
(といっても見かけは中年、おじさんの方が正しいか)
は、アイツを一瞥し、頷くと立ち上がった。
またか…もういい、言うことはわかってる。
聞きなれた、そして、聞きたくも無いあの言葉を聞く。
「ヒロシくん、今日から僕が新しいパパだ。よろしくね」
差し出された男の右手を見つめながら、僕は思った。
これでいったい何人目のパパだろう…
いいかげんにして欲しい!僕にパパは二人も要らない!!
必要なのはパパではなく、ママだ!!!