07/04/25 21:41:41 +WPH7eBV0
俺は激怒した。必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の教授を除かなければならぬと決意した。
俺には勉強がわからぬ。俺は、町の学生である。
ホラを吹き、インターネットで遊んで暮して来た。
けれども課題に対しては、人一倍に敏感であった。
きょう未明俺は町を出発し、電車を乗り換え川を越え、十里はなれた此(こ)の学校の研究室にやって来た。
俺には知識も、点数も無い。恋人も無い。
十六の、猫耳な(脳内)妹と二人暮しだ。
この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿(はなむこ)として迎える事になっていた(という設定)。