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首相交代に警戒感=本音は鳩山政権で参院選-自民
鳩山由紀夫首相の退陣論が民主党内に広がる中、自民党は内閣不信任決議案や首相問責決議案を提出して攻勢を強める構えだ。
ただ、自民党内には、「政権の顔」が代わることで、民主党が息を吹き返す可能性への警戒感もあり、一気呵成(かせい)に政権打倒とはいけないもどかしさもある。
「内閣不信任案を早く出すべきだ。一体誰がこの内閣を信任しているのか世に示すべきだ」。1日の自民党総務会では、若手の稲田朋美氏がこう発言した。
内閣不信任案や問責決議案を連発し、一気に内閣総辞職や衆院解散に追い込むべきだとの強硬論だ。
これに対し、大島理森幹事長は「心得ている。首相が辞めてから出しても意味がない」と応じた。
参院選の比例代表投票先を問う世論調査で、自民党が民主党を上回るなど、自民党内には明るい展望も見え始めている。政権奪還を目指す同党としては、「まずは現政権を倒さないと、次に進めない」(中堅)との思いも強い。
ただ、同日の役員会では、鈴木政二参院国対委員長が「首相問責決議案は通ってしまう可能性がある」と早期提出に慎重な考えを示し、若手からも「民主党代表選で新しい人が登場すれば、自民党の影は薄くなる」と懸念する声が出た。
参院(定数242)の与党議員は、社民党の連立離脱で122議席と過半数を辛うじて維持している。仮に民主党議員の中から造反が出れば、問責決議案は可決される可能性がある。
決議案に法的拘束力はないものの、身内の造反による問責可決は政権には致命傷となり、影響は大きい。
支持率が20%を切った鳩山内閣で参院選に臨みたいのが、自民党の本音。首相と小沢一郎民主党幹事長の再会談について「かたずをのんで見守っている」と語った自民党首脳の表情には、首相続投への期待がにじみ出ていた。
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