10/05/29 17:06:42 sI1FO8tb
>>956
資本主義の終焉から社会主義への変革をマルクスは説いており、貴方がご指摘の
「人間個々の欲望」に照らし合わせても、これらは必然的流れの上にあると言えます。
何故なら資本主義社会を形作っているのは圧倒的多数を占める「労働者」であり、「資本家」では無いからです。
資本主義社会というものは絶えず「成長」する事が宿命です。
これは資本家の搾取構造を継続する上で不可欠要素と言えるでしょう。
しかし現在の温暖化問題、また金融経済危機問題に端を発する様に、「個」に過ぎない少数の資本家達が
圧倒的多数の労働者を統治する上で必ず「綻び」が発生します。
この「綻び」を補修していくには、「圧倒的多数」である労働者の方向を向いた政治を行う事が
同様に必要不可欠となります。
民主主義という思想概念はそもそもこれら「圧倒的多数」の労働者達の立場から発生したものです。
仮にこの先も「個」に過ぎない少数の資本家達が「群」たる労働者を統治していくのであれば、
そこには「統制」という手段しか残されていません。「民主主義」は彼らにとって邪魔なだけです。
これらは旧ドイツや旧ソ連、中国の様に「革命」を謳った「統制社会」の歴史が物語っています。
日本共産党はこれらの歴史認識から「民主主義」の必要性を訴える立場に立ち、
「金権政治撲滅」「多党制による民主連合政府」樹立を目指しています。