10/05/25 03:21:24 vNaxf3wt
>>914
>>918
「ゆとり教育」を初めとした「個人の自由」を重視した教育制度改革は戦後60年以上経った現在、「一定の実を結んだ」と言われています。
「個人の自由」を重視し過ぎた結果、国民の「利己的思考」の拡大を招き、それらは今までの日本社会の根底を大きく塗り替える事態へと進展を見せています。
「自由競争」を肥大化させれば、当然「勝者」と「敗者」の2つの立場が現れます。
わが国の自由競争社会において「敗者」を支える制度が欠如してしまった結果、年間3万2千人の「自殺者」を生み出す結果となりました。
これらは「個人の自由を第一」とする自由競争社会の招いた当然の結果といえるでしょう。
すなわち現在わが国に求められる事は「ルールのある経済社会」の構築であり、日本共産党の党是ともなっています。
これらの主張は貴方の思想概念でもある「自由社会主義」とも共通する概念であると私は考えています。
>道徳的な教育も、戦後に軍国主義につながるからと言って廃止されました。
現在の教育制度や選挙制度、そして経済構造や憲法に至るまで、全ては米国政府主導下で形作られました。
私は現在の日本国憲法も含めた「自由社会」は良い面・悪い面両方存在していると思います。
「民主主義」という思想概念はそれまでわが国には「実質的に存在しない概念」であったからです。
しかしながら一点だけ絶対に認める事が出来ない部分があります。それは私が>>889-890でも述べた通り、「政治の買収行為」です。
これらも「自由主義」が生み出した弊害の一つであり、「富を持つ者が持たざる者を統べる」という「弱肉強食」を絵に描いた思想です。
これらは形態こそ異なるものの、「実質的独裁体制」を形作る思想概念であるからです。
戦後60年以上も経過しても、普天間問題一つすら「民意」を「代弁」する事が出来ないのが現在のわが国の「民主主義の実態」なのです。
これらは実質的に「軍国主義時代」となんら変わらない、「全時代的体制」と私は捉えています。
端的にこの国の統率者が「日本国軍部」から「米国軍部」に挿げ変わっただけに過ぎないからです。