10/05/15 22:46:08 8sU1SiVc
>>688 >>692
<とても簡単には答えられないので、
かなりの長文で本当に申し訳ないが一応説明させていただく。
一部枝野の持論も含んでいるが、
関心ない人はどうか読み飛ばしてください。>
いま国の収入48兆円に対して歳出が92兆ある。
その収入のうち税収は38兆円しかないという現実を踏まえてほしい。
景気の変動で今後税収の伸びは期待出来るかもしれない。
しかし同時に社会保障費は今後年に8000億円増えていくということも忘れてはならない。
バブル絶頂期ですらせいぜい60兆円までしか伸びなかった税収が、
人口減少、人類史上かつてない水準の超高齢化社会が進行していく今後の日本でどれだけ見込めるか。
働き手が減っていく中で、税収の自然増が歳出に見合う水準まで上昇することは非現実的だ。
では歳出を現在の税収の水準まで引き下げることを国民は望んでいるか?
望んでいない。福祉や医療はたちまちのうちに崩壊し、国としての秩序も保てないだろう。
いわゆるムダ削減をすることは当然のこととして、
事業仕分けで見た通り、特別会計を含めて1、2兆削るだけでもあれだけの賛否だ。
とてもじゃないが5兆、10兆の単位で削っていくことは出来ないと、誰あろう統括役の枝野が認めている。
つまりはこうしたムダ削減というのは、
『これだけムダ削減したから増税を許して下さい』と政府が言えるようになること、
それ自体に意味があると言える。