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GXロケット:事業継続中止、ビジネスの受注見通し立たず
政府の宇宙開発戦略本部は16日、開発費の増加などで事業継続の是非が問われていた官民
共同開発の中型ロケット「GX」について、人工衛星ビジネスなどでの受注見通しが立たず、事業を
取りやめることを決めた。GX用の新型液化天然ガス(LNG)エンジンは開発を継続する。
同日、官房長官、文部科学相、経済産業相、宇宙開発担当相の連名で発表した。宇宙開発戦略
本部は今後のGX開発経費を2機の試験機打ち上げ費を含め940億円と試算。厳しい財政状況で
開発を続けると、他の衛星開発などに影響するなどと指摘した。海外を含む衛星打ち上げビジネス
の需要も、GXの価格などから「受注できる見通しがあるとの判断は困難」として中止を決めた。
一方、LNGエンジンは将来のロケット用に使えるなどとして、10年度予算に概算要求通り58億
円の開発費計上を求める。
GX開発は03年にスタート。今年8月、前政権が開発着手を一時先送りし、11月の事業仕分け
では、ロケット本体の廃止という結論が出ていた。【奥野敦史】
毎日新聞 2009年12月16日 18時20分