09/11/25 22:31:15 t3sSolK/
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Vol.208(2009年11月25日)【事業仕分け】
10月の末から、行政刷新会議の事業仕分けで議員チームの統括役を務めています。事業仕分けに
ついては、多くのメディアも取り上げ、皆さんもご承知の方が多いと思います。世論調査等の結果
をみても概ね好意的に受け止めていただいているようで、そのご期待にお応えすべく27日の最終日
まで頑張りたいと思います。
さて、この間の報道を見ると、どうしても「いくら予算を削ったか」という点に焦点が集まりす
ぎ、その結果、最終結論の短いフレーズに引っ張られ、議論のプロセスを含めた事業仕分けチーム
としての意思が、正確に伝わっていない部分があるように感じています。
市町村で行われてきた事業仕分けと異なり、国の場合は「事業」と言っても間接的なものが大部
分です。実際の事業の現場は市町村やNPO、そして独立行政法人等にあり、国は補助金等の形で、
これらに資金を渡している「事業」が大部分です。
仕分けの結論として「事業の廃止」とされているものの中で、市町村やNPOが行っている現場の
事業そのものを廃止すべきとしているものはごく一部にすぎません。
多くの場合、国が恣意的に配分を決めている仕組みや、独立行政法人等を通じて「中抜き」され
ている仕組みを、廃止するよう求めています。この場合、市町村やNPO等の現場に対して、「中抜き」
分を抜いた資金を流すための新しい仕組みの創造を想定した「廃止」になっています。(ですから、
「廃止」と言っても、「中抜き」分が削減されるのであって、予算全額が削減されることではあり
ません。)