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長崎知事 自信喪失? 政権疎遠で大型事業に暗雲
来年2月の長崎知事選に立候補しない意向を1日明らかにした金子原二郎知事(65)。2日、翻意を求
めた自民党長崎県連の田中愛国幹事長に「政権交代で自信がなくなった」「県民に迷惑をかける」など
と引退の理由を語ったという。
自民党の衆院議員を約15年務め、8月の衆院選でも県内4選挙区の自民党候補の応援に奔走したが、
小選挙区で同党は全敗。民主党県連幹部は「自民党を熱心に支援したのだから、政権交代で悲哀を味
わうのは当たり前」と突き放した。
金子知事は鳩山政権の誕生直後まで、4選出馬に意欲的だった。自民党県連のある幹部には「(知事選
は)党派色は出さず『県民党』で行く」などと相談していた。
ところが、鳩山政権による補正予算見直しで、長崎自動車道の4車線化は凍結され、九州新幹線長崎
(西九州)ルートの調査費は来年度予算編成の概算要求から見送られた。いずれも金子知事が力を入
れてきた大型事業だった。また諫早湾干拓事業では、長崎県が反対する開門調査への動きが加速して
いる。
関係者によると、未着工の長崎ルート・諫早―長崎間の早期認可を陳情するため、金子知事は9月から
前原国土交通相との会談を要望していたが、「時間がない」と断られ続けた。10月22日にやっと「5分
だけ」との条件付きで実現した会談では、長崎県が事業の費用対効果を示すよう課題を突き付けられた。
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