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<論戦2009>官僚封じ率直問答 予算委 雰囲気一変
二日スタートした衆院予算委員会は、「脱官僚依存」を掲げる政府方針により、官僚の出番が徹底的に
封じられた。政治家同士の真剣勝負という色合いが強まった結果、不毛な批判の応酬に終始していた
これまでの論戦風景でなく、建設的な問答も目についた。 (高山晶一)
この日の予算委では、従来通り閣僚の後ろに各省幹部が待機したが、自民党政権時代のように「政府
参考人」として答弁に立つ機会は皆無。閣僚にメモを入れる場面もほとんど見られなかった。
自民党が事前に詳細な質問通告をしなかったこともあり、完全に自分の言葉でやり合う展開になった。
このため、論戦の雰囲気は従来と明らかに違った。
特に目立ったのは、自民党の追及姿勢。鳩山由紀夫首相の政治資金虚偽記載問題など「弱み」を突く
戦術はひとまず最小限にとどめ、首相の政治姿勢や政権のビジョンをただすことに重点を置いたのだ。
加藤紘一元幹事長は、首相が代表質問で「あなた方に言われたくない」などと挑発的答弁を連発したこと
について「あなたは一億二千万人の指導者だ。国会の同僚にも『仲間だ』という気持ちで答弁しなければ
いけない」と、やさしく諭した。
大島理森幹事長は、米軍普天間飛行場移設問題で「われわれも協力するところはする」と表明。内閣
支持率も依然高いだけに、批判のための批判をしても始まらないとの意識があったようだ。